店主の林直です。
林写真館では人物の撮影はもちろんですが、様々な撮影のご依頼を受けます。少し前になりますが、画家の岩名泰岳さんから作品の記録写真撮影を頼まれ、アトリエにお邪魔してきました。
岩名さんはパタンナーをされている奥さま江里子さんとアトリエをシェアされています。林写真館から車で40分ほど走らせたのどかな里山にあって、ご縁があって縫製工場の跡地を利用されています。中は広々としていて、私も真衣さんも羨望の目線でキョロキョロしてしまいました。
真衣さんとは大学の同窓生という親近感がありますが、私にとっては大好きな岩名さんの作品があちこちに掛けられている上、ここでこれらの作品が生まれているのだというワクワク感でいっぱいでした。
普段はスタジオに作品を持ち込んでいただき、撮影することが多いですが、岩名さんのようなアトリエだと機材を持ち込んで簡易スタジオに変身させることができます。
泰岳さんと江里子さんご夫妻とは作品やパートナーの話など、お互いに話し出すと話題は尽きません 笑
持参した照明機材をセットし、露出を測り微調整を繰り返します。
チャートを貼り付けて撮影すると、印刷などで使用されるときに色味のズレがなくなるので、画面に写し込んで良い場合は必ず入れます。
いざ撮影が始まると私が撮影、ご本人が作品を差し替え、これの連続でサクサク撮影は進みました。今回の作品はちょうど今日から東京日本橋で始まった岩名さんの個展に出品され、撮影した写真を原稿に図録も作成されるそうです。展覧会は2021年4月24日まで。
美術手帖のwebページにも紹介記事が出ているとご案内いただいたので、こちらにもリンクを貼り付けておきますね。お近くの方など会場に足をお運びいただけると幸いです。去年三重県立美術館で開催されていた企画展にも作品が出ていましたが、いつまでも眺めていたくなるやわらかな質感と色合いが本当に素敵な作品です。
参考 美術手帖 岩名泰岳「みんなでこわしたもの」展bt今回のような作品撮影のご依頼は以下のボタンをクリックしてご覧ください。